
カンボジアへ旅行する際、カンボジアの治安を心配する人は多いのではないでしょうか。このページでは、カンボジアの治安はどうなのか、安全に過ごせるのかについてご紹介します。
カンボジアへ旅行する際に気をつけるべきことや、被害にあった場合の対処法もご紹介しますので、カンボジア旅行の前にぜひチェックしてみてください。
日本と比べたカンボジアの治安
1999年に反政府ゲリラ組織クメール・ルージュの武力闘争が終息し、基本的に武力衝突やテロなどが発生する可能性は低くなっていて安定しています。
しかしカンボジアは日本と比べると治安は悪く、ひったくりやスリなどの軽犯罪が多いです。
外務省の「海外安全ホームページ」でも危険レベル1に指定されています。
犯罪の取締も十分ではありません。
基本的には温厚な人が多いカンボジアですが、中には犯罪を行う人もいるので、気をつけて行動しましょう。
夜間はあまり出歩かない
昼に治安がいい場所でも、夜になると治安が悪くなる場所もあるので要注意です。
女性も男性も夜間はなるべく出歩かないようにしましょう。
カンボジアで気をつけたいこと
カンボジアにはどのようなことに気をつけるべきかご紹介します。
ぼったくり
カンボジアの物価は日本より安く、外国人旅行客には高額を請求する人もいるので注意しましょう。
市場で買い物する時など、外国人旅行客は相場より高い金額を提示されることが多いです。
街中にはたくさんのトゥクトゥクのドライバーが客待ちをしていますが、乗車する時はぼったくりにあわないよう相場を知っておきましょう。
スリ・ひったくり
カンボジアではスリやひったくりが多く、人がたくさんいる場所はとくに要注意です。
子供がスリをしてくることもあります。
荷物は必ず前に持つようにして、財布などをポケットに入れないようにします。
手に持っているスマホや財布を取られることもあるので要注意です。
トゥクトゥクに乗っている時にバッグを取られることもあるので、近くを走っているバイクなどには注意しましょう。
置き引き
カンボジアではレストランなどでの置き引きも発生しています。
レストランで会話に夢中になっていて、机の上に置いてあったスマートフォンが取られるということもあります。
席を離れる時は席に荷物を置いたまま離れないようにします。
テラス席で食事をする時などはなるべく貴重品を机に置かないようにしましょう。
勧誘
カンボジアで「おごります」などと食事に誘われたり、家に招かれたりした場合は、被害にあうこともあるので要注意です。
食事に誘われたり家に招かれたりしてついて行くと、詐欺にあったり、睡眠薬を飲まされて身体的被害・金銭的被害にあったりする危険があります。
現地で出会った人と仲良くなることがあり、新しい出会いを楽しむのは良いですが、軽い気持ちでついて行かずに用心して接しましょう。
感染症
カンボジアへ行く時は、感染症に要注意です。
カンボジアでは消化器系の感染症や、デング熱、マラリア、日本脳炎、狂犬病などの感染症が流行しています。
蚊を媒体とする感染症であるデング熱やマラリアは、蚊に刺されないようにして対策しましょう。
肌の露出しない服装をして、虫よけスプレーを使うと効果的です。
A型肝炎やB型肝炎などは食べ物や飲み物から感染してしまうので、食べたり飲んだりする時に注意します。
飲料水はミネラルウォーターを買って飲み、屋台などでの食事はリスクが高いので注意しましょう。
カンボジアは都市部でも医療が遅れているので、常備薬は日本から持参しましょう。
感染症対策として予防接種しておくのも効果的です。
空き巣
カンボジアにあるグレードの低いホテルなどは、ホテルの従業員に物を盗まれることがあります。
ホテルの従業員が客室から貴重品などを盗むことがあるので要注意です。
ホテルを選ぶ時は口コミを参考にして選び、なるべく部屋に貴重品を置いたまま外出しないようにしましょう。
交通マナーが悪い
カンボジアは交通マナーが悪く、事故にあう危険があります。
無免許運転や飲酒運転が多発しています。
信号機がない場所や、あっても機能していない場所も多いです。
カンボジアは交通ルールがあってないような状態です。
「歩行者優先」という認識をなくし、道を渡る時は注意しましょう。

ベトナムやタイに嫌悪感を抱くカンボジア人がいる
カンボジア人の中には反タイ感情・反ベトナム感情を持っていて、ベトナムやタイに対して嫌悪感を抱くカンボジア人がいます。
カンボジアでは、ベトナムやタイの話をしたりベトナムやタイのものを身に付けていたりするとトラブルに巻き込まれる可能性があり危険です。
カンボジアではベトナムやタイの話をしないようにしましょう。
仲良くなった方ともベトナムやタイの話をしないよう要注意です。
政治の話は避けるのがおすすめです。
服やアクセサリーなど、カンボジアではベトナムやタイの物を身に付けることも控えましょう。
子供の頭をむやみに撫でない
カンボジアでは、頭は神聖なところとされているので、人の頭を触るようなことはやめましょう。
子供の頭を撫でてしまいがちですが、むやみに頭を撫でないよう要注意です。
カンボジアで被害にあった場合の対処法
もしカンボジアで何らかの被害にあったらどうすればいいのか、対処法をご紹介します。
無理に抵抗しない
被害にあっても無理に抵抗しないようにしましょう。
無理に抵抗するとナイフなどで傷つけられる可能性があるので、無理な抵抗はせずに自分の命を守ることを優先しましょう。
警察に連絡する
被害にあったら落ち着いて警察(117)や救急車(119)に連絡します。
通訳が必要な場合は日本国大使館に相談しましょう。
カンボジアの治安を理解し安全に旅行を楽しもう
このページでは、カンボジアの治安についてご紹介しました。
カンボジアは武力衝突やテロなどが発生する可能性は低くなっていて安定していますが、ひったくりやスリなどの軽犯罪が多くあります。
カンボジア旅行の際にはぜひ今回ご紹介した内容を確認して、被害に遭わないよう注意して楽しい旅行にしましょう。