
基本的に海外へ行く場合にはその国へ入国するときに入国カードが必要になりますが、ベトナムへ入国するときには入国カードは必要ありません。
ですが、入国カードが必要なくても入国するときに必要になるものがいくつかあります。
ここでは、入国カードについての説明や、入国カード以外にベトナムへ入国するときに必要になるものをご紹介していきます。
ベトナムの入国カードとは
ベトナムの入国カードとは、他の国へ入国するときに必要になる用紙です。
ベトナムの入国カードは海外旅行をしたときに、飛行機の中で手渡されることもよくあります。
外国人がその国に入国するときに提出することを義務づけられている用紙で、氏名、国籍、国内滞在中の住所などを記入します。
出入国カードには自分の情報や滞在先などについて細かく記載しなければなりませんし、日本語で記入することはできないので現地語か英語で記入する必要があるのでけっこう面倒臭いものです。
入国カードはそれぞれの国によって記入する様式が異なっていて、記入する内容も違っています。
国によっては入国カードと税関申請書が組み合わさってセットになっている場合もあるので、裏面なども記入漏れがないよう注意が必要です。
詳細な記入する内容としては、名前、性別、生年月日、国籍、パスポート番号、職業、滞在先、滞在日数、搭乗便名、出発地、訪問目的、サインです。
最後のサイン欄には、パスポートと同じものを書くようにしましょう。
パスポートに書いてあるサインが漢字であれば、入国カードにあるサイン欄にも漢字で記入することになります。
ベトナムへの入国に入国カードは必要ない
現在ベトナムへ入国するときに入国カードを記入したり提出する必要はありません。
ベトナムでも今までは外国人が入国するときには入国カードを提出する必要がありましたが、法律が変わり2019年の時点で入国するときに入国カードは不要となりました。
旅行者にとっては入国カードを記入する手間がなくなるのでうれしいですね。
ここで注意したいのが、入国カードが不要なのは空路による入国の場合ということです。
カンボジアからベトナムへ入国するときのように陸路でベトナムへ入国する場合には簡単な入国カードの提出を求められる可能性があります。
これは管轄している地方によって異なるので、現地でスタッフの人の指示に従ってください。
ベトナムへ入国するときに必要なもの
ベトナムへ入国するときに入国カードは不要ですが、他に必要になるものがありまするのでそれぞれご紹介します。
往復航空券もしくは第三国への航空券が必要
ビザなしでベトナムへ入国する場合には、他の国へ移動するということを証明する必要があります。
そのために母国へ帰る往復航空券もしくは他の国へ出国する航空券を見せるよう求められます。
不法滞在を防止するという意味も含めて、ベトナムをはじめ各国で入国について厳しく取り締まっているのです。
ビザなしでベトナムへ入国する場合には、必ずベトナムから他の国へ出国する航空券を事前に購入しておきましょう。
長期滞在にはベトナムのビザが必要
長期滞在する場合にはベトナムのビザを取得する必要があります。
ベトナムにビザが必要になるケース
ベトナムへ訪れるとき、15日以内であればビザがなくても入国できますが、それを超える場合にはビザの取得が必要です。
基本的に「数日間くらいで短期間の観光旅行に行く」という普通の旅行者であれば、ビザを用意しなくて良いと考えて大丈夫ですので、そこまで気にする必要はありません。
ビザが免除される条件は以下の4点を全て満たしている場合のみです。
①パスポートの有効期間が6ヶ月以上ある
②日本国籍である
③ベトナムに入国してから滞在期間が15日以内
④前回のベトナムでの滞在から30日以上が経過している(経過していない場合には帰国の航空券を提出すれば可)
④についてですが、前回のベトナムでの滞在から30日未満しか経過していない場合であっても、ベトナムを出国するチケットをスタッフに提示すれば問題ありません。
ベトナムの出入国法は頻繁に改正されているので、ベトナムへ旅行する前に必ず最新の情報を確認しておくようにしてください。
ベトナムのビザの種類
ベトナムのビザについて種類をご紹介します。
ベトナムのビザには20種類があり、それぞれのビザにシングルビザとマルチビザがあります。
シングルビザ
それぞれのベトナムビザには、短期間滞在のためのシングルビザと長期間滞在のためのマルチビザがあります。
シングルビザは短期間滞在のためのビザで、一度でもベトナムの外へ出てしまうとビザが有効でなくなってしまい再入国時にそのビザを利用しようとしても無効となってしまいます。
ですが料金はマルチビザよりも安くなっています。
マルチビザ
マルチビザは長期間滞在するためのビザで、シングルビザのような制限がなく定められた期間内であれば何度でもベトナムから出国したり入国することが可能です。
このため申請料もシングルビザよりマルチビザの方が割高になっています。
観光ビザ
ベトナムの観光ビザは、ベトナムに旅行するときに2週間以上滞在するという場合に取得するビザです。
観光ビザには1ヶ月と3ヶ月の2種類があります。
ビザの期限3カ月を超えて滞在することになった場合には、ベトナム国内にいながら期間を延長することが可能です。
延長できる期間については、1カ月ビザで入国した場合には2カ月まで、3カ月ビザで入国した場合には27日までとなっています。
就労ビザ
就労ビザは、や、仕事でベトナムに2週間以上滞在するという場合に取得するビザです。
就労ビザの種類には、1カ月、3カ月、6カ月、1年の4種類があります。
就労ビザを取得する場合には、「事前許可番号(Visa Approval/Reference Number)」を取得する必要があります。
また現地から労働許可証を発行してもらう必要もあります。
このように就労ビザには事前に準備するものが多くあるので、前もって確認して準備しましょう。
アライバルビザ
アライバルビザは海外の空港で入国するときに取得できるビザです。
入国審査カウンターのそばにあるアライバルビザカウンターで取得することができます。
各国の大使館や領事館に行かなくても、海外の空港に到着したときに観光ビザなどそれぞれ自分が取得したいビザを即時に取得することができ、さらに格安料金です。
関連記事:ベトナム入国の際に必要なパスポートの残存期間は?ベトナム旅行前にビザは必要かチェック
ベトナムへ入国する流れ
ベトナムへ入国する流れをご紹介します。
①入国審査をする
飛行機を降りて到着ターミナルに着いたら、入国審査(イミグレーション)を通過します。入国審査官がカウンターにいるので、パスポートと出国するときに使う航空券を提示しましょう。
出国チケットを提示しないとその場で買わされたり、罰金されたり、そのまま入国拒否される可能性もあるので、必ず用意しておきましょう。
帰りにベトナムから陸路で出国する予定の人は、入国審査官に旅程表を提示してください。多くの場合はそれで認められますが、たまに認められないこともあります。
②荷物を受け取る
入国審査が終わったら、機内に預け入れしてある荷物を受け取ってください。
荷物を引き取ったら、大きな破損がないか確認するようにしましょう。
③税関検査を受ける
税関検査で申告対象物がある場合には、それらを記入した税関申告書をパスポートといっしょに提出して荷物を検査にかけてください。
対象物がない場合には、パスポートのみ提出して荷物を検査にかければ大丈夫です。
検査が終わると、税関申告書を提出した場合には税関申告書の出国するときに使用する半券が渡されます。
これは出国するときに必要なので、パスポートと一緒に大切に保管しておきましょう。
まとめ
入国カードについて、また入国カード以外にベトナムへ入国するときに必要になるものについてご紹介しました。
海外へ行く場合にはその国へ入国するときに入国カードが必要になりますが、現在ベトナムへ入国するときには入国カードは不要です。
入国カードが必要なくてもそれ以外に入国するときに必要なものがいくつかあります。
パスポート、出国する航空券、場合によってはビザが必要になります。
ベトナムへ行くときには、最新情報をしっかり確認してから出発することをおすすめします。
関連記事:ベトナムビザ取得サービスのブログ
ベトナムビザはお持ちですか?
ベトナムへの入国の際は、お持ちのパスポートの期限や、ベトナムでの滞在期間によってビザが必要になることがあります。
ビザがないと、せっかく予約した飛行機やホテルに関係なしに、空港のカウンターで止められたり、現地の関税で入国を拒否されたりする場合があります。
著者も実は家族苦い経験をしたことがあります。家族と一緒にベトナム・ダナンに旅行を計画しており、ホテルも、飛行機も予約ばっちりでした。
しかし私のパスポートの期限が迫っており、ベトナムにはビザが必要だったことに気づいたのは出発の前日、しかも土曜日なので何もできることはなし。結局空港のカウンターで搭乗ができないと伝えられ、旅行は台無し。家族に大変残念な思いをさせてしまいました。その時、すぐにベトナムビザが取得できるサービスがあったなら・・・
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