
インドへ旅行するにはビザが必要になります。
日本人が取得することの多い一般的なビザは、「アライバルビザ」「電子ビザ(eビザ)」、「観光ビザ」の3つです。
「電子ビザ」は観光などさらに5つに分かれています。
ここでは、この3つのインドビザについて料金をはじめそれぞれどのようなものか情報をご紹介します。
3つのビザのコスパも比較するので、ぜひ参考にしてみてください。
インドのアライバルビザ
インドのアライバルビザは、事前に準備しておくことがほとんど必要ないビザです。
インドの指定されている空港に到着したら、アライバルビザのカウンターへ行って必要書類と申請料を提出すると取得することができます。
ビザオンアライバルの料金などの情報
- 日本人の申請料金:2000rps (参考:ルピー円)
- 所要時間:即日取得可能
- 取得できる場所:デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバード空港
- 入国目的:ビジネス、観光、医療、会議
- 有効日数:60日まで(延長はできません)
- 入国回数:2回まで
- 取得回数:1年に2回まで取得が可能
2019年現在、日本か韓国のパスポート所持者のみが取得できます。
申請書類:申請書、入国カード、帰国する便のチケット
6カ月以上の有効期間が残っている、つまり空白ページが2ページ以上残っているパスポートが必要です。
延長することは不可で、他のビザへ変更することも不可です。
アライバルビザを取得できる人
- 日本か韓国のパスポート所持者であること
- 両親のいずれか、祖父母のいずれかが、パキスタンで生まれた人もしくはパキスタンに永住していないこと
- インドに住所がなくて、働いてもいないこと
- 旅行するのに十分な財政状況であること
- インド政府により「好ましくない人物(persona-non-grata)」に指定されていないこと、また好ましくない人物と見なされないこと
インドの電子ビザ(eビザ)

2019年8月にインドでは電子ビザの条件緩和が行われ、このことによってeビザは入国する空港に制限があること以外は観光ビザ以上に便利な内容になりました。
インドの電子ビザは、オンラインで申請して取得できるビザです。
申請が承認されると「ETA(電子旅行許可書)」という書類が取得できるので、それを印刷してインドへ入国する時に持参します。
ETAはインド旅行中ずっとパスポートと一緒に持ち歩くようにしましょう。
電子ビザの料金などの情報
- 日本人の申請料金:電子観光ビザは30日10ドル、その他のビザは全て25USドル+手数料2.5%
- 所要時間:入国する日の4日前までに申請(申請結果が出るまでは最大で72時間かかります)
- 取得する場所:申請する時はオンライン申請
入国する時は指定の空港から入国する
指定の空港には、アムリトサル、バグドグラ、 バンガロール、ブバネーシュワル、 カリカット空港など28空港あります
- 入国目的:ビジネス、観光、医療、医療を受ける人の付き添い人として、会議(目的ごとにそれぞれカテゴリーが分かれています)
- 入国回数:電子会議ビザは1回のみ、電子医療ビザ・付き添いビザは3回まで、電子ビジネスビザ、電子観光ビザは制限無し
- 有効期限:電子ビジネスビザ、電子観光ビザはビザを承認された日から最長で5年(30日、1年、5年から選択できます)
電子会議ビザは入国日から30日
電子医療ビザ・付き添いビザは入国日から60日
- 1回の入国で滞在できる日数:電子ビジネスビザ、電子観光ビザは最大で179日
- 申請書類:申請書、写真データ、パスポートをスキャンしたもの(種類によって会議への招待状、病院からの手紙、名刺が必要)
延長することは不可で、他のビザへ変更することも不可です。
6カ月以上の有効期間が残っている、つまり空白ページが2ページ以上残っているパスポートが必要です。
延長することは不可で、他のビザへ変更することも不可です。
電子ビザの種類 5つ
電子ビザは、入国する目的ごとに5つの種類に分かれています。
- 電子観光ビザ:観光、友人や親戚のもとへ遊びに行くなど
- 電子ビジネスビザ:出張などビジネス目的
- 電子医療ビザ:インドの医療システムでの治療
- 電子医療付き添人ビザ:治療を受ける人の付き添い
- 電子会議ビザ:インドの政府、州政府など公的機関が主催している会議への出席
インドの観光ビザ
観光ビザは、オンラインで申請した後にインド国外の大使館や領事館に必要書類を提出して申請します。
観光ビザの料金などの情報
- 所要時間:日本パスポートでは提出後3営業日
- 取得場所:大使館や領事館へ訪問もしくは郵送
- 入国目的:観光
- 有効期限:最大5年まで可能
- 日数:1回で滞在できる日数は90または180日
- 入国回数:制限なしのマルチプルビザが一般的
日本人の申請料金:領事館や大使館に行く場合は1,550円で、郵送での申請はさらに送料や手数料がプラスされる。
申請書類:申請書、写真など
関連記事:インドビザに必要な写真
6カ月以上の有効期間が残っている、つまり空白ページが2ページ以上残っているパスポートが必要です。
延長することは不可で、他のビザへ変更することも不可です。
各インドビザのコスパを比べました
申請にかかる費用と有効期間で計算すると、電子ビザの中の電子観光ビザと電子ビジネスビザが一番コスパの良いビザとなります。
電子観光ビザ・電子ビジネスビザの1年間ものは1日あたり7.7円です。
これに対して観光ビザは1日あたり8.6円、アライバルビザは1日あたり53円です。
このように電子観光ビザと電子ビジネスビザが一番コスパの良いビザであることがわかります。
まとめ
ここまで、3つのインドビザについて料金をはじめそれぞれの情報をご紹介しました。
「アライバルビザ」「電子ビザ(eビザ)」「観光ビザ」の3つの中で最もコスパが良いのは電子観光ビザと電子ビジネスビザとなりました。
ビザを選ぶ際の参加にしていただけたら幸いです。