
パスポートが有効期限内であっても、パスポートの残存有効期間が一定の期間以上に満たない場合は、入国・出国が認められない場合があります。
ここでは、ベトナムへ旅行する際に必要なパスポートの残存期間についてご紹介していきます。
「ベトナム行きが決まっているのにパスポートの残存期間が足りない!」という場合の対応策も合わせてご紹介するので、ベトナムへの旅行を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
パスポートの残存期間って?
海外に渡航する際には、パスポートの「残存期間」を事前に確認しておく必要があります。
残存期間とは、パスポートが有効期限を迎えるまでの期間のことです。
たとえばパスポートの有効期限が2019年6月である場合には、2019年10月の時点での残存期間は8カ月ということになります。
自分のパスポートの残存期間が渡航国が定めている期間に満たない場合には、出入国を拒否されてしまうという事態になってしまいます。
パスポートの残存期間が6ヶ月以上残っていればビザなしで入国できる
パスポートの残存期間が6ヶ月以上残っていれば、ビザを取得しなくても入国できます。
残存期間をチェックする際には気をつけたい注意点があります。
6ヶ月以上の残存期間というのは出国日換算なので、旅行に出発する日ではなく、最後にベトナムを出国する日から数えて6ヶ月以上の有効期限があるかどうか確認する必要があります。
またパスポートを開いて空きページが1ページ以上必要であるということにも注意してください。
参考リンク:ベトナム入国管理情報
パスポートの残存期間以外に必要な条件
パスポートの残存期間以外にも必要な条件があるので、確認しておいてください。
往復航空券もしくは第三国への航空券が必要
ビザなしで入国する場合には、ビザを取得する審査を受けない代わりに、他の国へ移動するということを証明する必要があります。
そのために母国に帰る往復航空券、もしくは他の国へ移動する航空券を見せるよう求められます。
不法滞在を防止するという意味も含めて、各国で入国について厳しく取り締まっているのです。
ベトナムも同様なので、ビザなしでベトナムへ入国する場合には必ず出国する航空券を事前に購入しておきましょう。
前回のベトナム出国日の翌日から31日以上経過している必要がある。
前回にベトナムを出国した日の翌日から数えて、31日以上の期間が経過している必要があります。
この「31日ルール」に引っかかってしまいやすい旅行のケースをご紹介します。
ベトナム旅行中にとなりの国にも観光しに行った場合
ベトナムの周辺にはタイ、カンボジア、ラオスなど魅力的な国がたくさんあるので、「ついでにとなりの国にも観光しに行きたい」という人は多いと思います。
上記でご紹介したように、ベトナム再入国するためにはベトナムから出国した日の翌日から31日以上の期間が経過している必要があります。
一度ベトナムを出発してとなりの国へ行った場合には、31日経たないとベトナムへ再入国できなくなってしまうのです。
ベトナムへ戻れなくなってしまわないよう把握しておきましょう。
来月もまたベトナムに行きたいという場合
ベトナムは縦に長いので、一度の訪問で全て回ろうとするとなかなか大変です。
そこでよくあるのが、観光できていない場所を観光しようとして前回の旅行から31日以上経たないうちに再び訪れるというケースです。
31日以上経たないうちに再度ビザなしでベトナムへ入国することはできません。
アライバルビザを利用するという応急処置も、母国からの出発は対象外となってしまいます。
ベトナム旅行前にパスポート残存期間が足りない場合|パスポートの残存期間が6ヶ月未満である場合にはビザが必要になる
ベトナムでは「ビザなしでの入国には有効期限まで6カ月以上の残存期間が必要」という規定が設けられています。
パスポートの残存期間が6ヶ月未満である場合にはビザなしでは出国できない
パスポートの残存期間が6ヶ月未満である場合にベトナムへ行く場合には、ビザの取得が必要になります。
残存期間が6ヶ月未満で規定に満たない場合には入国を拒否されてしまいます。
残存期間が足りない場合にはベトナムの入国審査で弾かれてしまうので、日本から出国しようとしたときに各航空会社がベトナムへ行く飛行機に乗せてくれないのです。
航空会社側としては、乗客をベトナムへ運んだのにその人がベトナムへ入国できないとなると、責任を取る必要が出てくるので、このようなリスクを負いたくないということから飛行機へ乗せるのを拒否されてしまいます。
ほとんどの場合、フライトのチェックインをするときにパスポートの有効期限が確認されます。
この時点で残存期間が足りないことが発覚すると、搭乗を拒否されてしまい日本からベトナムへ出発できなくなってしまいます。
パスポートの残存期間に気がついていないと、当日出発する空港でチェックインできないということになってしまうのです。
もしたまたまチェックされることなくベトナムの空港にたどり着けたとしても、パスポートの残存期間が足りなければベトナムの空港で入国審査されたときに入国を拒否されることになってしまいます。
残存期間が5ヶ月と3週間など1週間だけ足りないというだけでも飛行機に乗ることはできません。
旅行しようとした人の中には「パスポートの有効期限は確認していたけど、残存期間のことは知らなかったので、旅行できなかった」という人は実際にいます。
残存期間も忘れずに事前にチェックしておきましょう。
オンラインでビザを申請する方法
必要に応じてビザを取得するようにしましょう。
ベトナムのビザを申請する際には、書面の他にオンラインで申請することも可能です。
オンライン申請なら家にいながら申請できるのでおすすめです。
大まかな流れは以下のようになります。
- ①パソコンを使ってオンラインでから申請する
- ②ビザ申請の費用を支払う
- ③3日以内にメールでビザの承認の連絡が来る
- ④メールで受信したe-Visaをプリントアウトする
- ⑤ベトナムへ入国する
用意するものは以下の4点です。
・パスポート
ビザの有効期間満了から数えて有効期間が1カ月以上あるパスポートである必要があります。
・クレジットカード
ビザの申請にかかる費用を支払いうために必要です。
・パスポートの写真が載っているページのコピー
スキャンしたものやスマホで撮影したものでOKです。
・顔写真のデータ
スマホ撮影した写真でOKです。
ベトナム行きが決まっているのに、パスポートの残存期間が6カ月に満たない場合の対応策(ベトナム旅行前にパスポート残存期間が足りない場合)
ベトナムへ行く航空券を買ってしまった後にパスポートの残存期間が6カ月に満たないことに気づいた場合の対応策をご紹介します。
パスポートを更新する
ベトナムへ行くまでにまだ期間に余裕があるという場合は、パスポートを更新することで対応できます。
東京都の場合は、1年を切ったパスポートであれば更新の申請することができます。
土日祝日や年末年始などを除いて、申請してから受領するまでに6日くらいかかります。
お住まいの都道府県でのパスポート申請について調べてみることをおすすめします。
航空会社に航空券を払い戻しできるか確認する
気がついた、その航空券がキャンセル可能な航空券なのかを確認するという方法もあります。
予約した航空券がLCCでなければ、払い戻せる可能性は十分にあるので、航空会社に問い合わせてみてください。
LCCである「ベトジェット」の場合は、払い戻しはできませんが日程を変更することはできます。
LCCであっても航空会社によって違いがあるので確認してみましょう。
ある程度日にちに余裕がある人は、パスポートを更新して、違う日程に旅行するというのもありかもしれません。
ベトナムのアライバルビザの取得を試みる
アライバルビザは到着地の空港で取れるものと思われるかもしれませんが、ベトナムでアライバルビザを取得するという場合には、事前に招聘状が必要になります。
この招聘状は、ベトナムにいる雇用主や企業などからもらう必要があり、このような発行主がいないという場合には、旅行会社などを通して依頼して発行してもらうことができます。
旅行会社を通して発行する場合には、17時以前に申し込んで特急オプションをつけた場合では1~2日くらいの期間で発行してもらうことができます。
関連記事:ビザの申し込みがわからない?ベトナムビザの申請書の書き方、記入例をご紹介
まとめ
ベトナムへ旅行する際に必要なパスポートの残存期間についてご紹介しました。
パスポートが有効期限内でも、パスポートの残存期間が満たない場合には、入国や出国ができなくなってしまいます。
ベトナムへ行こうと考えている人はぜひこちらでご紹介した内容を活用して、トラブルのない楽しいベトナム旅行をしてください。
ベトナムビザはお持ちですか?
ベトナムへの入国の際は、お持ちのパスポートの期限や、ベトナムでの滞在期間によってビザが必要になることがあります。
ビザがないと、せっかく予約した飛行機やホテルに関係なしに、空港のカウンターで止められたり、現地の関税で入国を拒否されたりする場合があります。
著者も実は家族苦い経験をしたことがあります。家族と一緒にベトナム・ダナンに旅行を計画しており、ホテルも、飛行機も予約ばっちりでした。
しかし私のパスポートの期限が迫っており、ベトナムにはビザが必要だったことに気づいたのは出発の前日、しかも土曜日なので何もできることはなし。結局空港のカウンターで搭乗ができないと伝えられ、旅行は台無し。家族に大変残念な思いをさせてしまいました。その時、すぐにベトナムビザが取得できるサービスがあったなら・・・
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